- 事業ポートフォリオの最適化
- 事業運営の最適化
- 資本構成の最適化
- 不要投融資の処分
ですね(詳しくは「財務上の課題は何か?」)
でも、
課題が何かを理解しても、
自社がどのような課題を抱えているか分からなければ、課題を解決できませんね。
認識できなければ、存在しないのと一緒です。
存在しないものに、対策を講じることはできないので、
認識するのは、資金が切迫した時かもしれません。
それでは、「時すでに遅し」です。
では、この財務上の課題をどのように認識すれば良いのでしょうか?
経営上の事象から認識する
一つ目は、「経営上の事象から認識する」ことです。これは、経営上生じている問題の原因を分析し、
財務上の課題に落とし込むことです。
つまり、
「事業ポートフォリオの最適化」「事業運営の効率化」「資本構成の最適化」「不要投融資の処分」に落とし込むことです。
下記はその一例です。
問題の原因を細かく分析していき、4つの財務上の課題に落とし込みます。
このとき留意すべき点は、現れた問題の原因が複合的な要因で発生していることもあることです。
自社のビジネスを良く理解していないと、この関係を理解することは難しいですね。
財務分析から認識する
2つ目は、「財務分析から認識する」ことです。財務上の課題に関連する財務指標を分析して認識することです。
ただ、「事業ポートフォリオの最適化」に関しては財務指標では、認識しづらいので、事業の成長性と市場シェアで判断してみましょう。
下記はその一例です。
この分析をする際には、同業他社や業界平均と比較して大小を判断したり、
各比率が、過去からどのように変化してきたか、時系列分析をします。
キャッシュフローから認識する
3つ目は、「キャッシュフロー」から認識することです。事業活動によって生み出される「営業キャッシュフロー」
投融資活動によって生み出される「投資キャッシュフロー」
財務活動によって増減する「財務キャッシュフロー」
の観点から分析します。
キャッシュフローにはいくつかの考え方があります。
キャッシュフローと言えば、「キャッシュフロー計算書」がありますが、
ここでは、
営業キャッシュフローを「投融資を含まない純粋な事業からの回収」としています。
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