ラベル CFOスキルを向上させる の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル CFOスキルを向上させる の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年6月12日水曜日

認識できなければ解決できないー財務上の課題を認識しよう!

財務上の課題は、4つに分類できます。

  • 事業ポートフォリオの最適化
  • 事業運営の最適化
  • 資本構成の最適化
  • 不要投融資の処分

ですね(詳しくは「財務上の課題は何か?」

でも、
課題が何かを理解しても、
自社がどのような課題を抱えているか分からなければ、課題を解決できませんね。
認識できなければ、存在しないのと一緒です。

存在しないものに、対策を講じることはできないので、
認識するのは、資金が切迫した時かもしれません。

それでは、「時すでに遅し」です。


では、この財務上の課題をどのように認識すれば良いのでしょうか?


経営上の事象から認識する

一つ目は、「経営上の事象から認識する」ことです。
これは、経営上生じている問題の原因を分析し、
財務上の課題に落とし込むことです。
つまり、
「事業ポートフォリオの最適化」「事業運営の効率化」「資本構成の最適化」「不要投融資の処分」に落とし込むことです。

下記はその一例です。


問題の原因を細かく分析していき、4つの財務上の課題に落とし込みます。
このとき留意すべき点は、現れた問題の原因が複合的な要因で発生していることもあることです。
自社のビジネスを良く理解していないと、この関係を理解することは難しいですね。

財務分析から認識する

2つ目は、「財務分析から認識する」ことです。
財務上の課題に関連する財務指標を分析して認識することです。
ただ、「事業ポートフォリオの最適化」に関しては財務指標では、認識しづらいので、事業の成長性と市場シェアで判断してみましょう。

下記はその一例です。



この分析をする際には、同業他社や業界平均と比較して大小を判断したり、
各比率が、過去からどのように変化してきたか、時系列分析をします。

キャッシュフローから認識する

3つ目は、「キャッシュフロー」から認識することです。
事業活動によって生み出される「営業キャッシュフロー」
投融資活動によって生み出される「投資キャッシュフロー」
財務活動によって増減する「財務キャッシュフロー」
の観点から分析します。


キャッシュフローにはいくつかの考え方があります。
キャッシュフローと言えば、「キャッシュフロー計算書」がありますが、
ここでは、
営業キャッシュフローを「投融資を含まない純粋な事業からの回収」としています。






にほんブログ村 経営ブログ 財務・経理へ
にほんブログ村

2013年5月28日火曜日

財務上の課題とは何か?

経営の第一歩は、現状を正しく認識すること。

当たり前のことですね。

でも、
自社が財務的に、今どのような状態であるか把握しているでしょうか?



もし、よく把握していないとしたら・・・
資金繰りが切迫した状態になってはじめて、財務上の状態を理解するかもしれません。
そうなったら、
余裕がなくなり、本来の経営を行える状況ではなくなるでしょう。

できれば避けたい状態ですね。

そうならないためにも、
自社の財務上の課題は認識して、早いうちに解決をしておきたいものです。

認識しなければ、解決のしようがありません。

財務上の課題は4つに分類できる

財務上の最終的な目標は、「企業価値を向上させる」ことです。
その目標を達成するために、財務上の課題は4つに分類することが出来ます。


  1. 事業ポートフォリの最適化
  2. 事業運営の効率化
  3. 資本構成の最適化
  4. 不要投融資の処分

1. 事業ポートフォリオの最適化

事業ポートフォリオとは、自社が行っている事業の組み合わせのことです。
最適化するとは、事業を評価して、経営資源を集中させる事業や縮小・撤退する事業を決めることです。
そのためには、事業の成長性、競合状況、戦略上の重要性、収益性などの評価基準が必要になります。
正しく、自社の将来を決める判断ですね。

あなたの会社に事業の評価基準はありますか? 経営資源は適切に配分されていますか?

2.事業運営の効率化

事業運営の効率化とは、行っている事業を、より資産効率や経営効率を高めようとすることです。配分された資源をいかに効率的に運営するかということですね。

あなたの会社に事業がいかに効率的に運営されているか、という判断基準はありますか?
何をもって効率か、非効率であるか、ということを判断しているでしょうか?

3.資本構成の最適化

資本構成の最適化とは、負債と株主資本のバランスをとることと、負債と資産の期間をあわせることです(回収期間が長期の資産には長期の負債で、回収期間が短期の資産には短期の負債で調達すること)

あなたの会社は、負債と株主資本の割合がどの程度であると、企業価値が最大になるでしょうか? あといくら借入を増やすと金利が上がってしまうでしょうか?

4.不要投融資の処分

不要投融資の処分とは、不要な非営業資産(投融資)を処分して、資産の有効活用を行うことです。

あなたの会社に不要な非営業資産はないでしょうか?
あっても処分しないのはなぜでしょうか?
処分すると損が計上されてしまい、決算が赤字なってしまうから?




以上が財務上の課題です。

言われてみれば、ピンとくるものばかりだと思います。

しかし、
しっかり管理されていますか? と聞かれると、

「???」かもしれませんね。


「自社の経営状態はどうなのか?」
を認識することが、解決の第一歩です。

数字の上でも、経営状態を把握しておきたいものですね。


次回は「どのように財務上の課題を認識すればいいのか?」です。


【Web講座】
経営幹部になる人の「財務スキル向上」教室 6月末開講予定

【無料相談】
「経営幹部の財務スキルを向上させたい」「スタッフが思うように動いてくれない」などについて無料にて相談を承っています。秘密厳守、匿名OK。お気軽にどうぞ。

2013年5月15日水曜日

資金繰りを改善しよう

中小企業にとって一番大事なものの一つに資金繰りがあります。
資金がショートしたら倒産してしまいますね。
黒字の会社でも資金が不足して倒産することもあります。



資金が不足した場合、あなたならどうしますか?

銀行から借り入れる?
そうですね、たいていそうします。

でも、安易に借入を続けていくと・・・

借入が多すぎるのもよくないですね。
銀行を儲けさせるために、会社をやっているような感じになってしまいます。

では、他に方法はあるのでしょうか?

銀行からの借入のように外部から資金を調達するものを、外部金融と言います。

以下のようなものです。

直接金融→株式や社債の発行など。
間接金融→銀行からの借入など。
企業間信用→売掛金の回収を早くしてもらう 買掛金の支払いを遅くしもらうこと。

中小企業にとって一般的なものは、間接金融である銀行からの借入でしょう。

直接金融は手間がかかりそうですし、企業間信用は、取引先になかなかお願いしづらいものです。


資金調達には、外部金融の他に内部金融というものがあります。

簡単にいうと、内部を見直して資金を調達することです(ちょっと簡単すぎますが)。

どこを見直せば良いかというと、

まずは、
在庫(棚卸資産)です。
過剰な在庫は資金繰りを圧迫します。

どのように見直すかというと、


  1. 過剰な仕入れや生産をなくす ←全体最適な視点で!
  2. 売れ筋・死に筋を見極める ←データを入手する仕組みはありますか?
  3. 多頻度少量仕入れへの切り替えを検討する
  4. 重要度の高いものは単品管理をする ←ABC管理を行う
  5. 製造業では調達リードタイム、生産リードタイムを短縮する


在庫を抱える事業にとって、「在庫管理=経営」といっても過言ではないです。
つまるところ、
在庫管理をしっかりして滞留を防ぐことです。


次は、
債券(売掛)です。
売上至上主義の会社は売掛金がどんどん増えていく傾向にあります。
回収がしっかり行われなければ大変です。
売掛金も資金を食べてしまいます。

どのように見直すかというと、


  1. 債権金額の多い取引先は、月次レベルで与信管理と債権回収状況をチェックする。
  2. 残高確認状を定期的に発送して取引先の回答と差異調整を行う。
  3. 取引先と販売・回収条件まで規定した「取引基本契約」を交わす。
  4. 新規取引先の与信審査を徹底して、定期的に与信限度額変更について検討する。
  5. 売上債権の回収目標を設定する。

債券管理も在庫管理と似たところがあります。
滞留を防止することと、削減を図ろうとすることが大事です。


そして、
不要資産(遊休資産)です。

事業に活用されていない資産の処分です。
簡単なように思えますが、
会計上損失が発生する資産を処分するのは、なかなか難しいのです。

「この資産を処分すると決算が赤字になってしまう」
「何かあったときに銀行からの借入が出来なくなるのではないか?」
「得意先との取引がストップしてしまうかもしれない」

ためらってしまう気持ちも分かります。

でも、
キャッシュの面からみれば、資金は増加して、必要なところに資金が流れることを意味します。

経験上、このことを出来るか出来ないかが、優秀な経営者かそうでないかを分かれ目ではないでしょうか?

と私は考えています。

実は、
これまでの話は、キャッシュフロー計算書が読めるようになると、より理解しやすい話です。

経営幹部や幹部候補にとって、

「財務諸表やキャッシュフロー計算書を読めること」は必須です。

これから会社を立ち上げようとする人には、
是非とも、身につけておいて欲しいスキルだと思います。

目標を現実とするために・・・


【Web講座】準備中 6月より開始予定
経営幹部になる人の「財務スキル向上」教室


なるほど!と思ったら、「いいね!」をお願いします。



にほんブログ村 経営ブログ 財務・経理へ
にほんブログ村