2013年5月14日火曜日

効果的な会話で行動を修正・改善しよう!

どのようにすれば、効果的に行動を修正・改善できるでしょうか?

意思決定を行動につなげるには、
スタッフが、
「今」「何を」「どのように」すれば良いか明確になるまで落とし込むことです。

そして、
経営幹部や上司の仕事は、
環境を整え、ツールを準備し、スキルを向上させる機会を与えることです。
そうすることではじめて、意思決定は行動に移されます。

しかし、
計画は思う通りに進まないことがほとんどです。

では、どのようにすれば、効果的に行動を修正・改善し、PDCAサイクルを上手く回せるでしょうか?


計画が思う通りに行かないとき、
経営幹部であるあなたは、部下にどのような会話をするでしょうか?

たとえば、こんな会話をするでしょうか。

「新規顧客の獲得が計画通りに行かないのは、なぜなんだ?」


あなたは、理由を聞いているだけですね。
原因を確かめて、次なる策を講じるためです。
実に、正しいですね。

しかし、
この質問を聞いた部下は、どのように受け止めるでしょうか?

部下からはこんな答えが返ってきます。

「競合が新製品を出したので・・・」
「思ったより市場の反応が鈍いみたいで・・・」
「製品の品質に少し問題がありまして・・・」

そう言いながら、こんなことを思っているかもしれません。

「なんか攻められている気分だなあ」
「理由を聞かれたから言っているだけなのに、言い訳を言っているみたいになってきたなあ」
「責任をとらされるのか?」
「なんか気分が悪いなあ」
「一生懸命やってるのに、そもそもこの計画が無茶なんじゃないか?」

なんてことを思っているかもしれません。



あなたは、理由を聞いた後に指示をだします。

「もっと多くの潜在顧客にアプローチしろ!」と・・・。

なんか、上手く行きそうにない感じですね。


では、
これならどうでしょう。

あなたが部下に聞きます。

「計画通り行っていないみたいだけど、君はどう考えていますか?」

部下。

「競合が新製品を出したので・・・」
「思ったより市場の反応が鈍いみたいで・・・」
「製品の品質に少し問題がありまして・・・」

あなた。

「新規顧客が思うように獲得できないのは、何が一番の障害だと思っていますか?」

部下が答えます。

「競合の新製品が当社の製品と非常に似ていて、差別化が難しい状態です。訴求ポイントを変える必要があると思っています」

あなたは質問を続けます。

「訴求ポイントを変えば、新規顧客の獲得が上手く行くと考えているのですね」

「そのためには、何が必要だと考えていますか?」

「私のどのような支援が必要だと思っていますか?」

・・・・・・

どうでしょうか?
次への行動につながりそうな気がしますね。


なぜでしょうか?

それは、
相手の考えを聞いているからです。

相手の考えや思っていることを聞くことによって、
問題を一緒に解決していくというスタンスをとっているからです。

現状をどのように認識しているのか?
何が邪魔をしているのか?
不足しているものは何か?
何を行えばいいのか?
どのように行えばいいのか?

ということを、一緒に考えるのです。

問題に向かって協力するイメージですね。


このことをたびたび行うことにより、
部下は、
あなたの「何かあったらバックアップする」という姿勢を感じることでしょう。

「協力体制がある」と感じている人のパフォーマンスは、
とても素晴らしいものになるでしょうね。


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